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弥生中期の女性の全身人骨
長崎県佐世保市教育委員会が発掘調査を進めている,宮の本遺跡(同市)から,弥生時代中期頃(約2000年前)の女性とみられる人骨が,ほぼ全身を残存させた状態で検出された。今回は墓域北端部で調査が行なわれ,3基の石棺が検出された。いずれも砂岩製。うち1基から,約150㎝の女性とみられる全身の人骨が検出された。同遺跡は,離島である高島に位置しており,これまでに58基の墓と44体の人骨が確認されている。縄文時代から人が移り住んでいたことがわかっている。