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平城京跡・二条大路を横断する溝

奈良文化財研究所が発掘調査を行なっていた平城京二条大路跡(奈良市二条大路南4)で,大路を横断する溝が検出された。二条大路は朱雀門南側を東西に延びる,南北の朱雀大路に次ぐ主要道路。今回の調査では,朱雀門から約90m西側で,二条大路を南北に横切る幅3~3.8m,深さ約80㎝の溝が検出された。二条大路南側の側溝に北から合流しており,長さ8m分が確認されたが,幅37mの二条大路を南北に横切っていたとみられる。また,朱雀大路の西側溝が二条大路の南側溝と接続して二条大路を南北に横断していたことも確認された。平城京が北から南に傾斜していることから,宮内の排水について朱雀大路の西側溝とは別に南北溝を設けて対応した可能性もある。

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