発掘情報
- 愛媛県
- 弥生時代
村島宮の首遺跡から多数の石斧出土
愛媛県大洲市教育委員会が発掘調査を進めている村島宮の首遺跡(同市菅田町)から,石斧やその未完成品が約50点出土した。石斧は緑色玄武岩製で板状石斧やさらに厚みのある伐採石斧があるほか,砥石などの製作道具や製作時に排出される石屑,赤色珪質岩製の鏃も出土した。同遺跡は,約2,000年前の弥生時代中期のものとみられ,これまでに約250点の石斧やその未完成品が出土していたとされ,石器製作遺跡である可能性が指摘されていた。