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  • 縄文時代

縄文後期~晩期の岩版

愛知県埋蔵文化財センターが発掘調査を行なっていた笹平遺跡(設楽町)で,縄文時代後期~晩期(約3500年前)の岩版が6点出土した。そのなかの1点は平面滴形,板状の凝灰岩製で,長さ約8.5㎝,最大幅約5.1㎝,厚さ約1.6㎝,重さ約87.5g。表面には細い線刻で中央に正中線,それに直行する横線が3条施され,裏面には表面の中央の横線から続く横線が1条みられる。これまでの調査で縄文時代中期後半~後期にかけての竪穴建物20棟以上と土器埋設遺構4基,晩期と弥生時代の土器棺墓各1基ずつが検出された。また,岩版も含め縄文土器や石器が大量に出土し,石棒・石冠・石刀など祭祀に使用されたとみられる石器も多く見つかった。

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