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須玖岡本遺跡から最大規模の甕棺墓出土

福岡県春日市教育委員会が発掘調査を進めていた国指定史跡須玖岡本遺跡(同市岡本)から,弥生時代中期前半(前150年頃)の甕棺墓が検出された。甕棺墓の規模は縦約5.2m,横約3.9mで,同墓穴内に上甕・下甕ともに最大直径0.75m,器高約0.9mの甕棺が埋設されていた。甕棺内からは長さ約42㎝の中細形銅剣1点,高さ約4.5㎝,幅約5.5㎝の青銅製の柄飾り「把頭飾」1点のほか,これらの副葬品などを包んでいたとみられる布地の痕跡が確認された。同遺跡は『魏志倭人伝』に記される「奴国」の推定領域とされており,当時の有力者の墓と考えられている。

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