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関東最大級の縄文時代の環状集落

埼玉県北本市教育委員会が発掘調査を進めていたデーノタメ遺跡(同市下石戸下地区)に広がる縄文時代中期~後期(4,000~5,000年以上前)の集落の規模が明らかとなった。同遺跡は縄文時代中期~後期の低地遺跡を伴う集落遺跡として知られ,その規模は6万㎡に及ぶ。今回,中期集落は長さ約210m,幅120mの規模で,中央に広場を置く環状集落であることが確認された。また,東側に隣接する後期集落は,長さ約270m,幅約70mと大規模で,低地を囲むように弧状に展開することも確認された。これまでの発掘調査では,縄文時代中期~後期の竪穴住居跡や土器,石器などが大量に発見されており,中期集落は関東最大級の環状集落であるとみられる。

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