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金井下新田遺跡で古墳時代の祭祀拠点か
群馬県埋蔵文化財調査事業団は発掘調査を進めている金井下新田遺跡(渋川市)で古墳時代後期(6世紀初頭)の網代垣に囲まれた遺構を検出した。植物の茎を編んだ網代垣は,榛名山の噴火による火砕流でなぎ倒され,よしず状の芯材を網代で両側から挟んだ3層構造であったことがわかった。高さ約3mで,一辺50~60m四方のスペースを囲んでいたとみられる。周辺で土器が1000点以上,勾玉,臼玉などが数千点,鉄製品などが出土した。