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織田氏の権力を示す巨大石材

岐阜県岐阜市教育委員会が調査を進めている,金華山(標高約329m)に位置する岐阜城跡天守の北西部尾根中腹から新たな石垣群が発見された。標高約145~160mの6段の平坦地周縁,その内3ヵ所の平坦地西側斜面に1~3段分の石垣が残存し,総延長約38m。石材は最大で長さ約270㎝,高さ約60㎝,平均長さ約80㎝ですべてがチャート。天守や居館を含め岐阜城跡で見つかった石としては最大となる。さらに,金華山北西部の赤川洞と呼ばれる谷筋に2m以上の巨石を用いた石組みも確認。中腹の石垣は,城下町が広がっていたとされる西側の斜面に造営されており,下方の町からよく見える位置に設置されている。逆に山の反対側には石垣はない。岐阜城の廃城から約100年後の17世紀後半から18世紀前半の「稲葉城趾之図」に,金華山山頂部から麓にかけての石垣や曲輪などが見える(伊奈波神社が所蔵,縦約98.6㎝,横約87.7㎝)。絵図の該当箇所には,今回発見された石垣の現地同様,南側に石垣のある平地が描かれている。

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