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金堂の基壇跡を検出

兵庫県加西市教育委員会が調査を進めている吸谷廃寺跡で,金堂基壇跡の南端の一部を検出した。基壇の規模および形態は南北約15m以上,東西12~13m,方形であったと推定される。昨年度までの調査で,幢幡支柱跡,僧房跡,講堂の基壇跡,地下式塔心礎ならびに塔基壇跡が確認されていることから,吸谷廃寺は法隆寺式伽藍配置をとる,東向きに建立された白鳳時代の古代寺院であることがわかった。法隆寺式伽藍配置とは向かって奥に講堂,手前の右側に金堂,左側に塔という配置型式である。また,新たに発見された地下式心礎と慈眼寺境内の抜き取られた心礎の2基の存在や平安時代の瓦が多く出土することから,塔は平安時代に再建されたと考えられている。

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