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完形の「金銅仏」が出土

(公財)とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センターの発掘調査により,くるま橋遺跡(真岡市)の竪穴住居から,表面に漆を塗り,その上から金箔を押した平安時代の「金銅仏」がほぼ完全な状態で出土した。高さ8.9㎝の阿弥陀如来坐像であり,竪穴住居の床面の20㎝上から出土した。周辺からは11世紀の土師器の皿も出土している。同遺跡では,これまでに古墳時代~平安時代の古墳や集落跡が確認されている。これまでも県内で小型の金銅仏の出土例はあるが,今回の金銅仏は衣のひだがくっきりと鋳上がっているなど,高い鋳造技術が用いられていることがわかる。

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