考古学会ニュース

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弥生終末期の方形区画墓

鳥取県立むきばんだ史跡公園による発掘調査にて,妻木晩田遺跡(同県米子市・大山町)から,方形区画墓が1基検出された。南北約8m,東西約7mの墳丘と,最大幅約2m,深さ約30㎝の区画をもつ。区画からは土器や鉄鏃が出土している。土器の型式から,弥生時代終末期(3世紀前半)に築造されたものとみられる。調査区は,遺跡中央の松尾頭地区,約600㎡に設定された。弥生中期後葉に,遺跡内で最も早く集落が形成された地区であり,遺跡の最盛期(後期後葉)には集落の中心となっていた。過去の調査では,祭殿とみられる大型の掘立柱建物跡も検出されている。この地区では,同様の時期・形態の墳丘墓が2基検出されているが,今回のものが最も古い。また,同遺跡では,これまでに多くの墳丘墓が検出され,今回検出されたもので計37基となる。

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