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弥生集落跡から後漢鏡の破鏡

島根県出雲市の文化財課が発掘調査を行なった,白枝荒神遺跡(同市)の弥生時代集落跡から,後漢鏡の破片1点が出土した。意図的に割って祭祀などに使用した「破鏡」とみられる。破鏡は最長約3.5㎝,最短約1.8㎝で,破面が摩耗している。文様などから,1世紀後半頃の中国(後漢)で製作された「内行花文鏡」と考えられ,全体を復元すると直径約15㎝の銅鏡となる。同調査では,ほかに舶載品のガラス玉4点,多数の弥生土器や石器などが出土している。なお,島根・山口両県の日本海沿岸地域では,弥生時代の遺跡から中国製の銅鏡が発見されたのは初めて。

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