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荘園遺跡から竪穴建物跡

岩手県一関市教育委員会の調査により,骨寺村荘園遺跡(同市)から,中世以降の築造とみられる竪穴建物が3棟検出された。いずれも約6m四方の概ね方形で,壁面に沿って柱穴が形成されている。古代の住居跡に特徴的なカマド跡は確認されていないため,11~12世紀以降の建物跡と推定される。しかし遺物の出土がなく,年代の断定はできない。今回の調査は,遺跡群の西側「平泉野」台地で行なわれた。現在,炭化物による年代測定が行なわれている。また,建物跡の周辺からは,両側に側溝のある道路遺構(幅約2.4m)が検出されている。この場所は,鎌倉時代の「陸奥国骨寺村絵図」に「骨寺堂跡」として記載された場所と考えられている。

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