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住居跡,集落範囲拡大か

長野県茅野市教育委員会が調査している尖石遺跡(同市)から,新たに竪穴住居跡が2ヵ所検出された。これまで確認されていた集落跡と同様の縄文時代中期中頃(4500~5000年前)のものとみられ,集落範囲がこれまでよりも約30m西側に広がった。住居跡は直径約4.5~5mと5~6m,周辺からは深鉢形土器片や石器など,約100点が出土している。柱穴など11ヵ所の土坑も検出された。両住居跡は,史跡境界の西に位置している。この以西には遺構は検出されていない。史跡の南西から検出された住居跡に同時期のものが存在し,今回検出された住居とともに,同遺跡での初期の集落を形成したものと考えられる。

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