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  • 岡山県
  • 縄文時代

希少なオオツタノハ製の貝輪が出土

岡山県岡山市教育委員会が調査を進めている彦崎貝塚(同市)から,オオツタノハ製の貝輪の破片が1点出土した。長さ約4㎝,幅約3㎝の弧状をなしており,表面が研磨されている。同市の灘崎歴史文化資料館で保管されている縄文後期後半の貝層の水洗選別試料から出土した。縄文時代には多くの貝輪が製作されていたが,オオツタノハ製の貝輪はこれまでに愛知県以東と九州・沖縄地方でのみ出土が確認されている。オオツタノハは大型の巻き貝で,10㎝を超えるものも存在する。伊豆諸島の三宅島以南と鹿児島県の種子島からトカラ列島という限られた範囲に生息している。

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