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上田城から金箔瓦が出土

長野県上田市教育委員会が調査を進めている上田城跡から,金箔が施された瓦片1点が出土した。三角形に近い形状で,長辺が約8㎝,魔除けの意味を持つ「鬼瓦」縁部の一部とされる。肉眼ではっきりと認識できる程度に金箔が付着してる。これまで1927年に2点,1991年に2点の金箔瓦が堀跡から出土しており,今回で5点目となる。本丸土塁の範囲確認調査で設けられたトレンチ4本のうち,真田神社の旧社務所跡で本丸南側の壁「尼ヶ淵」に面している1本の,地中約80㎝の地点から出土している。真田信繁(幸村)の父・昌幸が城主の頃に使用されたものと推測される。県内での金箔瓦出土例はほかに松本城跡(松本市),小諸城跡(小諸市)などがある。

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